末期癌…生き方は選べる
癌でステージⅣ あるいは余命告知を受けた人は多数おられます
ですが そのあとの生き方は選べると考えています
わたくしも昔、何度も死線をさ迷った経験があります
しかし、余命を告知されたから絶望的なのではなく
自分の納得できる生き方ができないことが絶望的なのではないかと考えます
確かに余命を突きつけられることによって未来が無いように感じます
しかし明日が必ずくることなど 誰が確実といえるのでしょう
阪神大震災の時 多くの人が感じたことです
医師が余命を告げたとはいえ そうなるとは誰にも分らないのです
実際 余命を超えて何年も元気でいる方がたくさんおられることも現実です
それは全員ではないかもしれない
しかし 大切なことは長さよりもどう生きたかではないか
あるいは何を残したかではないかと思うのです
これは私の独断であり偏見かもしれませんが
いつでも 後悔のない生き方をしていたいな
大切な人に大切であることを伝える
いつかしようと思っていたことをする
いつか行きたいと思っていたところに行く
あとに残るであろう人達に伝えておきたいことを伝える
いつかは残り少ないと考えれば 今すぐ行動に移せることってメリットとも思えます
いつか いつかと思いながら一生できないかも知れなかったことができるメリットは
大きいとさえ思うのです
塞ぎこみイライラした人生より周りの人を幸せにするような笑顔や
社会の中で役立つであろうことを黙々と行動する最終章であることのほうが
どんなに素敵でしょうか
そう思わせてくれる多くの患者様に感謝する毎日です
かといってあきらめる必要などなく
生涯を生き生きと目いっぱい生きる先に奇跡が引き寄せられるのではないでしょうか
ー経験者からの独り言ー