アマルガムは世界で続々と廃止されている
アマルガムが世界で続々と廃止されている。
しかし、一方で日本は・・・
世界では歯科先進国スウェーデンがいち早くアマルガム使用禁止を発表し、
続いてドイツやデンマーク・イギリスなどヨーロッパの数か国で使用が禁止されました。
一方で、アメリカ歯科医師会の公式的な見解では、
アマルガムに含まれる水銀は「安全」だということになっています。
(しかし、訴訟大国アメリカではアマルガムの被害を知っていても、
国として認めることは困難だという意見もあります)
同じく日本でも、まだ法律的に禁止されておらず、使用することについて
問題はないというのが現状です。
海外の早急な対応からいつも日本は一歩も二歩も出遅れる。
アマルガムに害はある。
だが、国は「直ちに問題はない」と言う。
水俣病は最初の患者が出てから10年以上が経ち、
初めてチッソ工場が操業停止になりました。
この10年の遅れが犠牲者を多く出す結果へと繋がり、世界最大の公害事件となった。
薬害エイズやアスベストによる被害も行政の動きの遅れで被害者は出続けました。
しかし、今でもまだ、一部にはアマルガムばかりを
成人の歯科治療時にも使用する歯医者さんがいると聞きます。
その理由がアマルガムが安価であることや型採り をして技工を必要としないこと
噛み合わせの調整もあまり必要としないことだといいます。
症例上、どうしてもアマルガムが適切だという治療計画の基に行わ れるのではなく、
安い・簡単・楽という考えでアマルガムを詰められているのも現状です。
日本ではアマルガムは禁止されていないため、このようなことが起 こっています。
根拠が無いので、直ちに問題はない
問題はいつも闇に葬られる。
歯学部では
アマルガムは水俣病のような有機水銀ではなく、無機水銀だから安全だと教えられるが・・・
歯科医師免許を持つ歯科ライターの一人はこう言います。
“歯 学部で教わることはアマルガムは安全だということです。
アマルガムは、水銀の中でも無機水銀とよばれています。
有機水銀は、無機水銀に比べ毒性が非常に強 い。
それに比べてアマルガムは無機水銀だから安全だ、という内容のことを大学の歯学部では教わりました。
しかしアマルガムが決して安全ではないことを、現 在では世界で認められ始めています”
大学で教わることと、現場の声に乖離があることを日本の歯科医師達は気がついています。
次回は アマルガムとパラジウム合金を素人でも見分ける方法
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